諸外国への派遣教育事業(主に台湾他)
■ 歴史教育による青少年の育成事業
1. 今の日本では、自己肯定感が低く、将来に対する明るいイメージが持てない若者が増えています。SNSの発達もあり子供の教育を巡る環境は複雑化しており、自信を持って子育てができない親が増えているとの声も聞きます。そのためか、イジメ、不登校、引きこもり、児童虐待などの問題が後を絶ちません。政府は内閣府の外局として令和 5 年(2023)4 月に「こども家庭庁」を設置し、これらの問題に取り組んでいますが、組織や法制度を整えるだけのハード面では根本解決はしないでしょう。
今の日本人に必要なものは自国の歴史や文化に誇りを持ち、心の拠り所を得ることです。そして、それを実現するためのソフト面を充実させなければいけません。
2. 日本には四季があり、海の幸、山の幸に恵まれた豊かな島国です。そのため、遥か太古の縄文時代から文明が栄えておりました。他方、地震、台風、洪水などの自然災害が多い国土でもあり、お互いが扶け合っていかなければ防災も災害復興もできません。そのため、日本人は自然がもたらす恩恵と脅威を受け容れながら、自然の摂理に従い、森羅万象との調和を大切にする文化を育んでいきました。そして縄文時代は争いのない平和で豊かな社会が1万年以上も続いたと言われています。
長い年月の中で日本人が育んだ万物に宿る命への尊重、扶け合いや調和の精神は「和の精神」として結晶化されました。日本人は、この美徳を先人から受け継ぎ、更なる高みを目指すことにより、外来の文化、思想、宗教と対立することなく柔軟に受け入れ、融合しながら独自の文化を形成しました。
現代は失われた30年と言われる長期の経済的停滞が続き、出口が見える気配がありません。そのため若者は将来への夢や希望を失っています。しかし、過去を振り返ると、戦乱、国難、災害、疫病の流行、大飢饉など現代とは比較にならない過酷で悲惨な出来事は幾度もありました。しかし、日本人は決して希望を失わず、その度に力強く乗り越えてきました。それは将に日本の精神・美徳の賜物というべきものです。
3. 戦後日本の教育界では、日本の歴史を肯定的に受け止めることが憚られるといった空気があり、それは現在も変わっていません。そのため、若者は日本の精神や美徳を前向きに学ぶ機会を喪失し、日本人として誇りを持つことができず、心の拠り所を持てない状況に陥っています。このような状況を打破するために、先人から受け継いだ日本の精神や美徳を次世代に伝えていかなければなりません。
私たち一般社団法人輝心会は、子供たちが日本の歴史を知ることで、日本に生まれ、育てられたことに感謝し、誇りを持つことができるような教育を目指していきます。日本の精神や美徳を涵養された子供たちが将来の日本、ひいては明るい豊かな世界を築いていくはずです。そのような豊かな人材を生み出すことも私たちが目指す事業です。
ことを目指していきます。
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